禁煙補助薬、チャンピックス錠。一般名はバレニクリン酒石酸塩。
ニコチン受容体アゴニストであり、軽い刺激により少量のドーパミンを発生させると共に、ニコチンの受容体への結合を妨げ、その作用を減じる。その結果、禁煙による離脱症状を和らげ、喫煙欲求を弱めると共に、喫煙による満足感を減じることができる。
かつては自費でしたが、今では”禁煙外来”に行けば健康保険が使えるようで。そのことの是非と、チャンピックスの使い方について簡単にまとめました。
チャンピックス錠 添付文書
http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ph/PDF/671450_7990003F1028_2_08.pdf
添付文書の用法及び用量欄によると
通常、成人にはバレニクリンとして第1~3日目は0.5mgを1日1回食後に経口投与、第4~7日目は0.5mgを1日2回朝夕食後に経口投与、第8日目以降は1mgを1日2回朝夕食後に経口投与する。なお、本剤の投与期間は12週間とする。
つまり、0.5mgを3日→1.0mg分2を4日→以降2.0mg分2、12週まで。
こんな感じのスターターパックがあるようです。ジスロマック的に。1週目はこれ一枚でOK!
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また、主な副作用としては嘔気28.5%、不眠症16.3%、異常な夢13.0%、頭痛11.6%、鼓腸8.3%。(n=3,627)また、因果関係は不明ながら自殺念慮のおそれもあるようです。
さて、禁煙に健康保険を使うことについてどう思いますか?
おそらく賛成派や喫煙者からは「不健康になる行為から脱する、つまり予防のためなんだから健康保険は使えてしかるべき」という意見が出るのではないかと思います。確かにそれは正しいと思います。
ただ、その理屈だと喫煙を原因とする疾病に健康保険を使ってはいけないので、喫煙者の呼吸器系疾患(など喫煙との因果関係が強いとされている疾患)の治療費はすべて健康保険適用外に。別途タバコ税から拠出される保険制度を創設するかどうかは知りません。
もっと簡単な対策として、タバコをひと箱1,000円といわず10,000円くらいにしてしまえばいい。非喫煙者はタバコの煙害から脱し、庶民は禁煙せざるを得ず健康になり、金持ちはタバコを吸い続けてドヤァ!
三方一両損で有名な大岡越前守もビックリの三方良しではないでしょうか?
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